日本全国の遊歩道まとめ〈Part1〉

日本全国の遊歩道まとめ〈Part1〉

2022-10-05

 今回は、日本でも選りすぐりの遊歩道を、地域ごと3つのパート分けてご紹介します。

まず初めに遊歩道とは?と疑問を持たれた方も多いかと。

そこで新たな知識として、皆さんに知っていただき、今後の「旅」の選択肢の一つなればと思います。

 

現在の、コロナの状況下だとなかなか気軽に出かけれなく、時間を持て余している人も多いでしょう。そんなあなたにピッタリの場所になれば嬉しいです。

 

『遊歩道とは?』 

 遊歩・散歩のためにつくられた道で英語でプロムナードと呼ばれています。


また歩道のうち、専ら森林浴、自然観察等を主目的とした、自然観察路、自然研究路、野鳥観察路等をいい、登山道及びハイキングコースは除かれます。

「遊歩道」とは、散歩や自然観察、または野鳥観察などで歩く道のことを言います。
「遊歩」には、楽しみのために、ぶらぶらと歩くことと言う意味があります。
なので、「遊歩道」は周りの自然を楽しみながらのんびりと歩く道路と言う意味になります。


「遊歩道」には樹木が植えられていたり、季節の草花などを楽しむことが出来るところも多くあります。
晴れた日や休日などに、「遊歩道」を散策して、余暇を楽しんだりすることもできます。

 

 

『遊歩道と歩道の違いは?』 

「遊歩道」と「歩道」の違いを、分かりやすく解説します。

「遊歩道」は散歩や、自然を楽しむための道であり、
一方、「歩道」は人が通行するための道です。

「歩道」は、歩行者が歩く通路全般を指しているので、「遊歩道」も含まれます。
すべての「歩道」は、歩行者が優先的に通行する道です。 

 

『全国各地の遊歩道』 

  

広奥入瀬遊歩道 【青森県】

奥入瀬渓流の全行程(焼山~子ノ口)は約14km、所要時間約4~5時間のハイキングコースです。

 

青森県と秋田県にまたがる十和田湖畔に広がる森林は、手つかずの自然が多く残された原生林です。奥入瀬渓流は十和田湖からこの原生林の奥地へと流れる河川で、渓流沿いには様々な動植物が生息し、一年を通して多くの方がハイキングを楽しんでいます。

十和田八幡平国立公園内に位置する奥入瀬渓流は、十和田湖から流れる河川です。「焼山(やけやま)」から「子ノ口(ねのくち)」まで約14kmの渓流を「奥入瀬渓流」と呼び、渓流沿いのハイキングコースでは豊かな自然や滝、奇岩からなる美しい渓流美を楽しめます。

奥入瀬渓流へは、「八戸駅」または「新青森駅」からバスでアクセスできます。奥入瀬渓流にはハイキングの終始点となる「焼山」「子ノ口」以外にもバス停が点在し、下車する停留所によりバスの所要時間は異なります。

 

 

浄土ヶ浜自然歩道 【岩手県】

三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置する浄土ヶ浜は、宮古の代表的な景勝地。

 

鋭くとがった白い流紋岩が林立し、一つ一つ違った表情を見せて海岸を彩ります。松の緑と岩肌の白、海の群青とのコントラストはまさに一見の価値あり。
浄土ヶ浜の地名は、天和年間(1681〜1683)に宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖(1727年没)が、「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われています。

透明度が高く、穏やかな波が特徴。海開き期間は、たくさんの海水浴客でにぎわいます。
雪化粧を施した浄土ヶ浜も、また格別の美しさを誇ります。

浄土ヶ浜の岩肌は、5200万年前にマグマの働きによりできた流紋岩りゅうもんがんという火山岩で、二酸化ケイ素を多く含むため白い色をしていると考えられています。
 また、マグマが流れた模様「流理構造りゅうりこうぞう」やマグマが急に冷やされたときにできた板状の割れ目「節理せつり」を観察することができます。

 

 

玉川温泉自然研究路 【秋田県】 

 噴気地帯に作られた歩道で、さまざまな噴湯と噴気現象を間近で見ることができます。世界的に珍しい「北投石」の産地でもあり、噴気地帯一帯が天然岩盤浴場としても利用されています。

 

玉川温泉宿舎から上手の地獄谷まで、石を敷き詰めた歩道が続いています。
十和田八幡平国立公園内に位置する、玉川温泉自然研究路。
玉川温泉宿舎から上手の地獄谷まで、一周30分ほどで回れる歩道が整備されており、 一帯はブナやアオモリトドマツなどの原生林で包まれています。

湧出量日本一を誇る玉川温泉は、「大噴(おおぶき)」は、毎分約9,000リットルの温泉が大きなあぶくとともに噴出す噴湯口で、湯量は日本一といわれています。この温泉の特徴はph値が1.2と日本で一番低く、塩酸を主成分とする強酸性であること。放射能性成分であるラジウムを微量に含んでいること。泉温はほぼ沸点に近い98℃であることです。
また、天然の岩盤浴が知られており「ござ」を敷いて身体を温める人が多く見られます。

 

 

▼地獄谷遊歩道 【宮城県】

地獄の息吹を感じる場所・鬼首温泉

鬼首温泉郷のひとつ「吹上温泉」は、数分おきに温泉が吹き上がる「間欠泉」が有名なところです。垂直に、かなりの水量が吹き上がる様は圧巻で、温泉の湧き出る力の凄さを感じさせます。

 

新緑が美しく、体を動かすのが楽しい季節がやってきました。鳴子温泉郷のひとつとして紹介されることの多い鬼首(おにこうべ)温泉ですが、鬼首温泉自体も複数の温泉を含めて鬼首温泉郷と呼ばれています。

鬼首温泉の秘境・吹上地獄谷遊歩道。川のせせらぎが心地良い遊歩道を少し歩くと、周囲に変化が…。なにやら音が聞こえたかと思うと、地面のあちらこちらで温泉が噴き出し、湯気が立ち上るエリアへ。熱いお湯がボコボコと音をたてて湧き出る様子はまさに地獄のよう。大地が放つエネルギーと自然の偉大さ感じられる場所です。秋には、立ち上る湯けむりと紅葉が織りなす綺麗な景色が広がります。

 

五色沼自然探勝路 【福島県】 

福島県北塩原村にある「五色沼湖沼群(ごしきぬまこしょうぐん)」。諸説ありますが、沼ごとにさまざまな色彩が見られることから「五色沼」と呼ばれています。 

 

2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定。
正確には「五色沼湖沼群」と言い、毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの数多くの湖沼の総称。
沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと色が違う不思議な場所で「神秘の湖沼」と言われる。特に青沼は自然が作り出したものとは思えない綺麗な色。

5つの沼というわけではなく、様々な色彩を見られることから「五色沼(ごしきぬま)」という名前がつきました。色が異なる要因は、天候や季節、見る角度、水中に含まれる火山性物質などによると言われています。四季や天候、時間帯などによっても、少しずつちがった色にみえるので、一度だけでなく再び訪れてみることをおすすめします。

最も大きな「毘沙門沼」では手漕ぎボート(冬季休業)を楽しむことができます。
また雪解け後の芽吹き前の森や、落葉後の森の中では、小鳥たちを見つけやすくなるため、野鳥観察が楽しめます。

 

  

塩原渓谷歩道 【栃木県】 

 箒川に沿って続く塩原渓谷は、雄大な自然を感じることができる人気スポットでハイキングコースも整備されています。

 

塩原温泉ビジターセンターから回顧(みかえり)吊橋までの歩道。途中、箒川ダムの景観も楽しめる「やしおコース」や「回顧コース」など、7つのハイキングコースがあり、自然を満喫できる。「七ツ岩吊橋」や「布滝」、「福渡不動吊橋」など見どころが多く、ブナやミズナラの紅葉が見られる名所。

猿岩駐車場から降りて吊り橋を渡り留春の滝観瀑台へ。谷深く巨岩が並び青い縁が口を開けており、夏でも暑さ知らずです。ここからは急な登り・下りのある健脚向けのコースで、登山気分が味わえます。また、体力にあまり自信の無い方は吊り橋を渡って滝を見るだけでも四季折々の渓谷美を楽しむことが出来ます。
コースの周辺にはカタクリ、シロバナエンレイソウ、レンゲシュウマなど数多くの山草が見られます。

 

 

武蔵自然歩道 【埼玉県】

埼玉県飯能市・日高市・入間郡毛呂山町、天覧山と鎌北湖を結び、奥武蔵のなだらかな丘陵地帯を歩く、全長11kmのハイキングコースが、奥武蔵自然歩道。

 

 

四季を通してファミリーでも楽しく歩くことができます。全コースを歩くと所要6時間で、西武池袋線の飯能駅を起点にするのが一般的です。

途中には高麗峠(こまとうげ)、レンゲや彼岸花のシーズンは最高に美しい巾着田(ドレミファ橋を渡ります)、日和田山、物見山、北向地蔵などがあり変化に富んだハイキングを楽しむことができます。
杉・ヒノキ林、奥武蔵らしい雑木林を抜けると田園風景といった景観も実にのどか。

鎌北湖は世界恐慌の対策として行われた公共事業(日本版ニューディール政策)のひとつ。
鎌北湖へはのみ毛呂山町コミュニティバスのゆず号1コースが運行されていますが(運転日に注意が必要)、通常の路線バスだと終点の鎌北湖の最寄りバス停は毛呂山総合公園入口。

 

 

犬吠埼灯台下遊歩道【千葉県】

灯台を一周する磯づたいの遊歩道で、白亜の灯台を中心に穏やかな砂浜、白い波しぶきが砕け散る岩礁、狭い石畳が海に落ちる漁村風景が楽しめます。

 

 国指定天然記念物 犬吠埼の白亜紀浅海堆積物。この付近は約1億2千万年前の堆積物(地層)と考えられる旨の解説。

豪快な犬吠埼の突端にそそり立つ白亜の塔、犬吠埼灯台は1874(明治7)年英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により造られた西洋型第一等灯台で、日本で24番目に点灯されました。
レンガ造りの建築物としては日本で2番目の高塔(31.57m)として、また第一等4面レンズを通して200万カンデラの光を発しています。99段のらせん階段を昇った眺望は太平洋の孤島に身をおいた錯覚を覚えるほど雄大です。
平成10年には「世界の歴史的灯台100選」に選ばれました。

 

 

赤崎遊歩道潮風の道【東京都】

 島の北部に位置する赤崎海岸に作られた全長約500mの木造遊歩道です。遊歩道の展望台からは伊豆諸島北部の島々や、富士山、南アルプスなどを望むことができます。

 

 伊豆諸島のひとつ神津島は、水にまつわる神話が残る島。

眺めているだけでなく海に潜ればそこは天然の水族館!!色鮮やかなお魚たちが楽しそうに泳ぎます。島の北端に位置する「赤崎遊歩道」は、子供も大人もおもいっきり海遊びを楽しめるスポットです。

東京・竹芝桟橋から高速ジェット船で約3時間半の神津島。

伊豆七島の中でもほぼ中間に位置し、周囲を美しい海に囲まれた東京都の島です。神々が集い、水について会議を開いたとの神話が残ることから「神津島」と名付けられたとの説もあるそうです。水にまつわる神秘的な神話が残るこの島の美しい海は、水質と透明度で日本一に選ばれたこともあるほど。一度訪れたなら、その美しさに心奪われてしまいます。

神津島の美しい海の景色を楽しみたい方、海で思いっきり遊びたい方におすすめしたいのが、島の北端に位置する「赤崎遊歩道」です。赤崎の入り江を囲むように設置された全長500mの木造遊歩道には、頬をなでるように吹く潮風が気持ちの良い場所。こちらの魅力は、単に景色を楽しむだけのスポットではありません。つり橋の横には、飛び込み台が設置され美しい海めがけて、気分爽快なジャンプができるんです。アクティブな遊びが好きな方にはたまらないスポットです。

 

 

尾白川渓谷渓谷道 【山梨県】 

 エメラルドグリーンの水が美しい、南アルプス・甲斐駒ヶ岳の清流
日本名水百選に選定された北杜の名水のひとつです。

 

みなさんご存知「サントリー南アルプス天然水」のふるさとでもあります。
エメラルドグリーンの淵が美しい、千ヶ淵(駐車場から徒歩15分)を始めとし、
釜を作りながら3段になって流れ落ちる姿が美しい神蛇滝、渓谷の最深部を流れる不動滝など、いくつもの滝や渕を眺めながら渓谷美が堪能できます。

三ノ滝から尾白川を右に見て比較的緩やか登りを行くがやがて旭滝の看板だ有る。『旭滝の看板に:朝早く太陽の光に映えて滝しぶきは七色の虹色となり、滝はコバルト色に輝きその美しさは絶妙です。

その昔、女行者が住んでいたが戦後いずこにたちさったとも云われ神秘的な滝でもあります。』と記されています。

 

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全国各地の遊歩道に行かれる際にぴったりの商品をご紹介します。

それはTropicfeelの「Canyon(キャニオン)」です。

 

・丈夫な二重アウトソール

・つま先補強とグリップ力に優れる

・グリップの溝が、様々な地形にも対応

 

                                   

 

 新たな1足を迎え入れ、おすすめの遊歩道に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

次回以降も、Part2・Prat3と紹介していきますので、お楽しみください!