日本全国の遊歩道まとめ〈Part3〉

日本全国の遊歩道まとめ〈Part3〉

2022-10-11

 今回は、part1・part2に引き続き、みなさんにおすすめの遊歩道をご紹介していきます!

 海外の歩道の歴史について知っていただき、さらに遊歩道について理解を深めてもらえればと思います。

  

 

『海外歩道の歴史』

歩道は、古代ローマの時代に既に存在し、馬車と歩行者の分離交通を図るために出現しました。
馬車の利用が盛んだったヨーロッパには歩車分離の道は古くから存在し、古代ローマ・ポンペイの遺跡に段差式歩道の整備例が見られます。

このポンペイの段差式歩道の設置の目的はヴェスヴィオ火山から流れ込む雨水の濁流に通行人が飲み込まれない様にするためであったそうです。歩道の整備が盛んになるのは17世紀以降のこと。
1666年、ロンドンに初めて歩道が設置され、1762年にはウェストミンスター舗装法で管内のすべての道路に歩道を設置することや、歩道の横断勾配などの仕様が定められています。この時代において歩道設置の先進国はイギリスであったそうです。

 

1782年にはパリにも道の端の部分を一段高くした歩道が出現しました。
しかし、パリの歩道の設置理由は別のものでした。


1184年にフィリップ・オーギュストが、城下の者が糞尿の混じった汚水を道路に捨てることから、その臭いに閉口し侍医のリゴールの意見を入れて石畳の道路を建設しました。しかし、石造りの道路がその解決にならずむしろ臭気をひどくしたことから、12世紀の終わりに道路の汚水をセーヌ川に流す下水溝を構築しました。
しかし、下水溝にも汚水が溜まり夏の日などは臭気がさらに増したことにより、その2世紀後に地下下水道が構築されはじめ、1832年には44キロメートルに延長されたが、家庭のトイレや台所にはつながっておらず、相変わらず人々は汚物を道路に捨てていたそうです。


このため、汚物から歩行者を守るために、ロンドンと同様に段差にして一段高い道が歩道としてはじめて道路脇に設置されました。

 

 

 

『全国各地の遊歩道』 

  

▼木谷沢渓流 【鳥取県】

 奥大山のキーワードでもある「水」と「ブナ」。
奥大山を語るうえで欠かすことのできない2つの重要なファクターを象徴するポイントこそがここ「木谷沢渓流」。
エバーランド奥大山から県道をはさんだ森の奥、ひっそりとした散策道を進むこと数分、耳に届けられるせせらぎの瀬音、そして森に住む小鳥たちの鳴き声。

目の前に広がる時間はまさに別世界で、雄大な大山の南壁と同じ感動がみなさんの心に宿ること必須のポイントです。

 木谷沢渓流は神秘的な風景に包まれ、それはサントリーがこの地に天然水の工場を構えていることを象徴する場所といえます。五感で感じる大山の神秘。四季折々、そこには人の心を癒す不思議なパワーが宿るとも言われています。

鳥取県江府町の奥大山エリアにある木谷沢渓流は、ブナの原生林と豊かな水の流れが特徴の渓流です。春や夏は緑豊かな森、秋には一面の紅葉、冬は雪が降り積もる幻想的な景色を見ることができるので、四季を通して自然を満喫できる観光スポットとして近年注目が高まっています。

 

木谷沢渓流は、マイナスイオンが溢れる森で行う散策や、ゆったりとした時間を過ごす森林浴におすすめの場所です。

ブナの木が生い茂る森の中で耳を澄ますと、渓流の流れる音や、風に揺れる木々がサワサワと鳴る音、小鳥が鳴く声など色々な音を聴くことができ、自然の生み出す音楽はヒーリング効果も期待できます。

渓流のある奥大山エリアは山の中にあるので気温も涼しく、真夏の暑い日でも快適に散策を楽しむことが可能です。苔むした岩や大木が作り出す大自然の中で、ゆったりと遊歩道のお散歩を楽しんでみてはいかがでしょう。 

 

 

▼鳴門公園 【徳島県】

世界三大潮流に数えられ、渦潮で有名な鳴門海峡や大鳴門橋に隣接する公園。
瀬戸内海国立公園の一部に指定され、眺望は圧巻です。

大鳴門橋遊歩道「渦の道」では、海上45メートルのガラス床から渦潮を覗き込むことが出来ます。  

 国の名勝に指定。一説では鳴門とは「鳴り響く狭い戸」に由来するとされている。万雷のように轟く鳴門海峡の渦潮は、メッシーナ海峡(イタリア)及びシーモア海峡(カナダ)とともに「世界三大潮流」に数えられる。鳴門の渦潮も参照。

 

瀬戸内海国立公園の一部に指定され、眺望は圧巻です。大鳴門橋遊歩道「渦の道」では、海上45メートルのガラス床から渦潮を覗き込むことが出来ます。

 
また、隣接するミュージアム「大鳴門橋架橋記念館エディ」では、「渦」と「橋」を展示テーマに「360度4Kシアターや」や「LEDデジタルアート」、「VR」の体験など、子どもから大人までお楽しみ頂けます。 

 

 

▼室戸岬乱礁遊歩道 【高知県】

 室戸岬は国指定の名勝です。
また、室戸岬亜熱帯性樹林及び海岸植物群落は国指定の天然記念物です。
2010年9月22日、2011年3月3日太古の歴史は大地に刻まれています。土佐の歴史散歩では最も古い時代のものになります。

 室戸岬の先端から東に約2Kmにわたり遊歩道がつけられています。
あこう 、はまゆうなどの亜熱帯植物、岩礁に砕け散る荒波、空海ゆかりの場所として、さとりを開いたといわれる御厨人窟、行水の池、衆生の眼病を治したと言われる目洗いの池、さらに、悲しい伝説が残されているビシャゴ巌など、室戸の自然と歴史を遊歩道にそって楽しんでください。

 

乱礁遊歩道は室戸岬の海岸沿い、中岡慎太郎像から室戸青年大師像までを結ぶ約2.6kmの遊歩道です。
コース内には、ダイナミックな地層や地形、南国特有の珍しい亜熱帯植物などを観察するのに最適な場所となっています。さらには、この地で修行をしたと言われる空海・弘法大師にまつわるスポットもあります。 

 

 

▼野河内渓谷自然歩道 【福岡県】

 「野河内渓谷」は、福岡市で唯一の渓谷で、博多駅から約1時間程で行くことが出来ます。
自然遊歩道も整備されているので気軽に大自然を堪能できます。

 

 「野河内渓谷」は市街地から僅か1時間で「本格的な渓流」を体験出来る、貴重な体験スポットです。
曲渕町内会の有志が力を合わせ往復1時間位の遊歩道を作りました。  

この遊歩道のお陰で、本格的な「渓流」を散歩感覚で味わえます。
渓流釣りをした事のある人は別として、一般の方が、こんな簡単に「渓流」を観察出来る場所は、ここしか有りません。

 

滝や奇岩など、大自然が織りなす美しい景色を見られる、福岡市内唯一の渓谷。鳥のさえずりや清流のせせらぎに耳を傾けながら700mほどの遊歩道を進むと、白い水しぶきを上げて流れ落ちる鮎返りの滝や矢淵滝が現れる。一方、むくろうじ渕は穏やかで透き通る水面が美しいなど、見どころが多いです。 

 

 

▼大観峰 【熊本県】

 標高936メートル、阿蘇北外輪山の最高峰に位置する天然の展望台「大観峰(だいかんぼう)」。駐車場も完備されていて、全国から訪れる観光客の車やバイクでいつも賑わっています。 

駐車場から徒歩10分ほどで大観峰の石碑に到着。ここから眺める阿蘇五岳はお釈迦様の寝姿に見えることから「阿蘇涅槃像」と呼ばれていて、何も遮るものがないため、「国内ではなかなかお目にかかれない風景」と絶賛されています。

 内牧温泉の北東方にある北外輪山の一峰。かつて遠見ヶ鼻と呼ばれていましたが、大正11年、文豪徳富蘇峰が大観峰と名づけました。


360度の大パノラマが楽しめる阿蘇随一のビュースポットで、阿蘇の街並みや阿蘇五岳、くじゅう連峰までが一望できます。ここから望む阿蘇五岳は、お釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれており、秋から冬にかけては神秘的な雲海に出合えることも! 

 

断崖にそびえ立つ大観峰では、標高2316mの高さから黒部湖や後立山連峰の絶景を見下ろすことができる。駅からロープウェイに乗り、真下に広がる大自然のパノラマをゆっくりと進んでいく。四季ごとに変化するタンボ平の景色や、青空を飛び回るイワツバメのさえずりが、大観峰の美しさをより感じさせてくれるだろう。

また。広大な阿蘇盆地を覆い尽くしてしまうほどの雄大な雲海と、阿蘇五岳、阿蘇山から連なる九重連山などの名峰がどっしりと雲上に構える。九州ならではのスケールの大きい、山脈と雲海が織りなす迫力ある眺めは訪れる人々を魅了してやまない。

 

 

▼高千穂自然歩道 【宮崎県】

 五ケ瀬川が阿蘇溶岩台地を浸食してできた深いV字形の峡谷,高千穂峡。
ここから峡谷沿いに槍飛橋を経て神橋まで約800mの遊歩道があり,また神橋と高千穂神社を結ぶ自然観察路もある。

一年を通じて自然を堪能できるが,ナラや楓などの紅葉が峡谷を染める10月下~11月中旬にかけてがおすすめ。

 

太古の昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり侵食された断崖がそそり立つ峡谷で、高いところで100m、 平均80mの断崖が東西に約7キロに渡って続いており、昭和9年には「五箇瀬川峡谷」として国の名勝・天然記念物に、 昭和40年には祖母傾国定公園の一部に指定されています。

峡谷内は約1キロの遊歩道が整備され、日本の滝百選に指定されている名瀑「真名井の滝」があり、高千穂峡のシンボルとなっています。 

 

高千穂大橋や神橋付近から遊歩道に入り、槍飛橋を渡り、稲の自生する美禄田、伝説の秘められた七ヶ池を通り、「日本の滝百選」にも選ばれた美しい真名井の滝を見て、御橋(御塩井駐車場)にいたるという約2kmのコースがおすすめ。

「鬼八の力石」は、三毛入野命(みけいりのみこと=高千穂神社の祭神)が悪さをする鬼八(きはち)を退治しようとした際に、鬼八が三毛入野命に投げつけ、力自慢をしたと伝わる石です。ただし重さは推定で200トンあります。 

 

 

▼溶岩なぎさ遊歩道 【鹿児島県】

 桜島溶岩なぎさ公園と烏島展望所を結ぶ、全長約3kmの遊歩道。
溶岩原の上につくられたこの散策コースは、日本の遊歩百選にも選ばれています。

 

1914年の大正噴火で流出した溶岩は全てのものを焼き尽くし、
海までも埋め立て、生命の一切存在しない世界を作り出しました。
大正噴火から約100年たった今、当時は何もなかった溶岩原に徐々に植生が回復し、生命の息吹を感じられる豊かな景色が戻りつつあります。


溶岩の中にたくましく根を張る植物、ゴツゴツした溶岩の広がる磯辺、鏡のように静かな錦江湾、鹿児島市街地の景色、そしてどっしりと構えた桜島の姿を楽しみましょう。

 

 桜島港から西へ広がる大正溶岩地帯、その海岸の一角から烏島展望所までの約3キロが遊歩道になっています。ジョギングやサイクリングには格好のロードで、岩場では海苔やワカメ、貝捕りなどを楽しむことができます。

また、メジナやカサゴをはじめ一年中魚種が豊富。絶好のポイントばかりで最高の釣り場にもなっています。周辺には、金子兜汰をはじめ、有名俳人たちの句碑が立ち並んでいます。(遊歩百選)

 

 

 

▼真栄田岬遊歩道 【沖縄県】

 沖縄本島北部の恩納村にある真栄田岬(まえだみさき)はダイビングとシュノーケルのスポットで、『青の洞窟』として知られ週末になると多くの人で賑わいます。
また、泳がなくても展望台からは真栄田岬周辺のきれいな海を見ることもできます。

 

海抜およそ17m。断崖絶壁の岬先端には屋根付きの展望台が設置され、
沖縄本島中北部の西海岸一体を見渡せます。 

 

 隆起サンゴ礁の岬。展望台からは伊江島・本部半島の山なみを望め、崖下には色鮮やかなサンゴ礁に群れ動く魚影を見せる海が見えます。

岬の上の芝生の広場付近にはアダンが自生し、初夏にはヤエヤマノイバラの白い花がご覧いただけます。 

 

 

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全国各地の遊歩道に行かれる際にぴったりの商品をご紹介します。

それは、「Canyon(キャニオン)」と「Jungle(ジャングル)」です。

 

 

【Canyon】

・丈夫な二重アウトソール

・つま先補強とグリップ力に優れる

・グリップの溝が、様々な地形にも対応

 

                                   

 

【Jungle】

・足の形状にフィットする3Dメッシュ使用

・靴下を履くようなイメージのスリップソックス機能

・スタイリッシュなデザイン

 

                                   

 

 新たな1足を迎え入れ、おすすめの遊歩道に足を運んでみてはいかがでしょうか?